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採点についての考え方

  採点を考える場合、学科系の試験と実技系の試験があります。学科試験の場合では、マークシート方式であったり、記号や番号で答える客観方式の試験があり、これらの採点業務は機械的に処理することが可能ですが、これ以外の記述式試験や論文試験の採点は、採点者の感性によるものも多く見受けられます。
 一方、実践的な能力を認定する実技系の試験には、自動車の運転免許に始まり数多くありますが、これらの実技試験の採点の際、すべてを定数的な判断や客観的な事実関係だけを捉らえて判断することができない場合が大多数となっています。
 いずれにしましても、人間の手による採点(判断)が避けられない試験である以上、できるだけ基準を明確にして、詳細に亘るマニュアルを作成して、最終的には採点者の目と感覚によるチェックで採点する以外に方法がありません。
 似顔絵検定の採点については、似顔絵は本来的に主観的な感性によって感じるものであり、人により異なる判断が当然ありうるものです。したがって主観的な要素が入る可能性を否定いたしません。また、採点結果について異論が出る可能性もございますが、異論を恐れていては似顔絵実技検定の実施は永久に不可能です。
 当協会は、これらの点を考慮して綿密な採点基準をつくり、採点者によって大きく異なる結果が出ることのない採点業務を行っていきます。当協会は最善を尽くして公正と考える採点業務を行う為に、下記の制度を整えて採点業務に当たって参ります。
 なお、採点に関する異論があった場合にも、明らかなミスによる誤採点、集計ミス等による場合の外は採点結果を覆すことはいたしません。予めご了解をいただいたき受験の申し込みをしてくださいますようお願いいたします。

似顔絵問題作成委員会の開催

 似顔絵検定の実施にあたり、似顔絵に対する造詣の深い作成委員による似顔絵検定問題作成委員会を開催して「問題作成方針の検討と決定」、「問題作成方針の指示と作成問題の点検」、「問題採点方針の検討と決定」、「採点結果の検証」、「今後の問題作成方針へのフィードバック」を行っていきます。

似顔絵採点委員の研修制度

 採点に携わる方は公平な判断にプライドを持てる人材を採点委員候補として選考します。マニュアルに忠実に従い、私見に左右されないことを主眼に人選を行います。委員候補者に採点業務についての徹底した研修を行います。

似顔絵採点委員の認定制

 研修修了者に模擬問題による採点試験を行い、規定の採点結果を出した者を合格者とし、その合格者を「顔検採点資格者」として認定します。

採点2審制

 採点については2名の「顔検採点資格所持者」が目を通します。異なった目で2度の確認をして公平に採点されているかどうかの点検をします。

似顔絵スーパーバイザー制度(supervisor)

 似顔絵スーパーバイザーが採点者の指導・監督・監査をします。「顔検採点資格所持者」の採点した解答用紙の束から何部かを抜き出して公平に採点されているか否かのチェックを必ず行います。似顔絵スーパーバイザーはプロの似顔絵家や似顔絵専門学校の教員に依頼しています。

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